すごい「生きざま」。でも涼しげ。

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

ぼくはアメリカを学んだ (岩波ジュニア新書)

ぼくはアメリカを学んだ (岩波ジュニア新書)

 同世代ながら、すさまじい生き方をされている人の本を連続で読んだ。「生きざま」って言葉はあまり好きではないが、自分で選んだ道とはいえ、挫折、裏切り、絶望、大失敗を繰り返しながら這い上がっている。でも、そんな「過去」はとりあえずくくっておいて、それらを微塵も感じさせずに今の仕事をクールにこなしているところが素晴らしいと思う。
 この人たちの「今、現在進行形の仕事」は、彼らの過去の体験(=この本)を全然知らない人が見ても、「かっこいい」「いい仕事してるな」と思えるだろうし、彼らが生み出した「商品」(や著書)は、しっかりと市場の支持を得ていると思う。だから、商品(のファン)から派生してこの本に至り、「え?作者はそんなに苦労人だったの?」と改めて驚く人が多いのではないだろうか。

 現在進行形でいい仕事をしている同世代の「過去」をどうこう言うのは何となく「やぼ」だと思うし、彼らに言わせれば「エピソードはいいから、私の(俺の)仕事を見て!」と言うだろう。今を時めくスターの「下積み時代

 どんな本かについて興味のある方は、このリンクからAmazon等のレビューを参考にして見られたい。むしろ、彼らの「最新の仕事」をレビューすることで敬意を示したい。それぞれの分野での活躍に期待したい。

 それにしても、マザーハウスのビジネスバック、いいなぁ。
 ぜひ実物を手に取って、買いたいものだ。

マザーハウス 
http://www.mother-house.jp/
●『ネイティブアメリカン』(2009:岩波新書
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0901/sin_k456.html