迷惑メールは誰が出す?

迷惑メールは誰が出す? (新潮新書)

迷惑メールは誰が出す? (新潮新書)

あっさり、読みやすい本です。
迷惑メールを受け取った人の0.001%がリンク先をクリックすれば採算が取れるのだそうです。
 どうやって見ず知らずの人のアドレスを入手するかについて、手当たり次第でメールを打つ方法と、アドレスをかき集める(Webサイトに出ているメールアドレス(ソースに変えて、“mail to"の書き出しや、@が付いている分の前後を見分けて自動的に取り出す、アンケートや会員証に何気なく書いたアドレスが流出している)などの方法があるそうです。
 「迷惑メールなんて放っておけばいいや」と思っていたら、ちりも積もれば山となるで、インターネットの回線のかなりの部分を占拠してしまっている事に加え、自分のアドレスを踏み台にして全世界に迷惑メール(ウイルスつきメールも含む)の発信源にされてしまうなど、恐ろしい話も満載です。
 「情報化社会の闇」ということで、話のタネに読んでおきたい一冊。やさしい文章で分かりやすいです。