地方発信型ビジネスモデルの作り方

地元にいながら都会に負けない、地方発信型ビジネスモデルの作り方 (アスカビジネス)

地元にいながら都会に負けない、地方発信型ビジネスモデルの作り方 (アスカビジネス)

「“インターネットにショッピングモールを出せば、まるで自動販売機の様に勝手に商品が売れる″と考える経営者があまりにも多い。」という言葉は至言だと思います。

 著者は、和歌山県の田舎で商店を営む三代目。海産物などを地元相手に商っていましたが、1990年代、「景気対策」という名の土木工事ラッシュで都会へのアクセスが格段に向上し、大型店が進出してきた事で大打撃を受けます。「地元が当てにならないのならば、全国を相手に商売をすればよい」と、地元のみかんの通信販売にチャレンジ。
地元ではみかんは知り合いからもらうものという感覚で、さっぱり商売にならないとみられていたものでも、「例えば、青森だったらそうではあるまい」と解きます。結果は大成功。今ではネットショッピングや地方の零細商店の生き残り策を指南するビジネスコンサルタントとしても活躍中です。

 いわゆる「読みやすいビジネス書」の一つなので、ちょっと表現が大げさなところもありますが、「数字に強くなる」「魚がいるところに釣り糸を垂らすには」等、企業や経営のイメージがつく本です。
経済・経営系のネタ本に。

図書館分類記号 675