街の賢い経済学
街角のタバコ屋はなぜ営業を続けられるのか?―日常生活に密着した経済のしくみとカラクリ (日文新書)
- 作者: 神樹兵輔
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2010/12
- メディア: 新書
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一見、全くもうかってなさそうで実は堅実(一部結構「せこい」と思うが)なビジネスのカラクリが満載。例えば、
●全くお客が寄りついていないシャッター通りのタバコ屋
●暇そうに店を開けている街の小さな不動産屋
●「いい加減、建てなおせばいいのに」というくらいボロボロの木造アパートの大家
●最近、妙にCMを打ちまくる弁護士事務所
●「個人情報保護法」をものともせず、堂々と客を集める探偵事務所
等々。
法律の「抜け穴」というか、「バイパス」というか、「合法」なんだけど、「うーん、どうかな」と言いたくなる手法もある。「賢い」のか「せこい」のか・・・。どこから読み始めても楽しめる。
コンビニで買いました。気軽に読めるコンビニ新書の決定版。繰り返すが、「経済学部、法学部に行くことになったけど、いまいちモチベーションが上がらない」という、年末なのに幸せな悩みを抱える高校3年生には激しくお勧め。遊び呆けるのも、知的に過ごすのも、君達次第よん。