新撰組も歩く、歩く、歩く

新選組紀行 文春新書

新選組紀行 文春新書

 坂本竜馬が生涯で歩いた距離は地球一周を越えるなどというが、敵役の新撰組も、歩く歩く。その足跡を追いながら、ストーリーと現在の様子を訪ねる。
 新撰組=京都というイメージが強いが、言うまでもなく主力は関東人。京都と大阪の往来、伏見から江戸、甲府、近藤亡き後は会津、そして函館へ。幕末のドラマの舞台をミクロに読んでもよし、内戦を俯瞰してマクロに眺めてもよし。どこから読んでも面白い、新書ならではの使い勝手の良さで、時代小説とは違った楽しみ方が出来る。
 昨年12月の修学旅行(広島・京都)の旅のお供に、ものすごく役に立ちました。