ヤンキーから見る昭和史

ヤンキー進化論 (光文社新書)

ヤンキー進化論 (光文社新書)

これでもかというほどに、「ヤンキー」が登場し、類型化され、歴史をたどり、「おなかいっぱい」になれるが、同時代を生きた人間でないといまいち面白くないと思う。とりあえず、小学生のころに流行っていた「竹の子族」というのがどういう種類の人達で、掃除の時間に盛り上がっていた「横浜銀蠅」がどういう人達なのかということ、「ヤンキー」と「チーマー」の違いは何か、「DQN」って何か等々、「なるほど、そういうことだったのか」と辞書を引く感覚で読める。巻末にはちゃんと索引と用語解説もついている。
 「社会学」って、こんなことも勉強するんだというイントロにも・・・・。どうかな。