文系語が心地いい理系本

科学の扉をノックする

科学の扉をノックする

 小川洋子といえば、「博士の愛した数式」の著者。
 週末に彼女が出ているラジオのブックレビューも楽しい作家さん。
この本は、タイトルの通り、様々な「理系の先生」に著者がインタビューしに行って、共感したり感心したりというエッセイ集。
 出てくるジャンルも多岐にわたる。宇宙、遺伝子、加速器、筋肉などなど。その都度著者の目線での感想というか、「イマジネーション働かせまくり」の話の膨らませ方が一流。やっぱりこの人は、「理系」の話を「文系」的に膨らませる名人だと思う。

富士西図書館 404